・あと一ヶ月後に退職予定だが後任がまるで育っていない
人手不足の昨今、退職したいが引き継ぎがうまくいかずに、こんな状態で本当に辞められるのだろうか?と疑問に感じていませんか。
そもそも退職日になったとして、本当に何も後腐れなく退職できるのか?
何か損害賠償されるのではないだろうか?
もしかすると真面目なあなたは、こんな心配を抱えているかもしれませんね。
結論からいうと、退職できます。
また損害賠償されるケースは、あなたが会社に著しい不利益をきたさない限りありえません。
解説します。
もはや周知の事実かもしれませんが、退職する際にはいかなる理由があろうと、2週間前に申告すれば退職できます。
これは退職の自由が「民法627条1項」で定めらていることによります。
そのためいかなる理由であろうが何が何でも辞めたければ、14日前に会社に申請すれば退職はできるのです。
とはいえ会社によっては就業規則を設けていて、
「退職の際には1ヶ月前に申し出ること」
こんな規定があるのが一般的。
辞めたいのに引き継ぎいなく辞められるか不安になっている方の多くは、法律はよく分かるが辞める旨を会社に言ってそろそろ1ヶ月経つが何も変化がない。この状態で果たして強引に辞めていいのか?
辞めるとなると何か損害賠償的な無理難題をふっかけられるのではないか?
という点でしょう。
あなたが穏便に退職の意向を伝え、引き継ぎも全面協力する姿勢を見せていた。跡継ぎの人材採用の人事面は自分の手の及ばない部分。
こういった状態であれば、あとは会社側の責任・考える問題です。
前もって辞める事を申していて、就業規則にそった十分な準備期間も考慮した。であれば辞めて損害賠償される事はありえません。
仮にここまで配慮したのに、損害賠償請求されたとしたらそれは会社側に何か別の理由(あなたを落とし入れたい)があるかもしれません。
そんな会社は辞めて大正解ですし、トラブルになるようなら労働基準監督署に相談する方が賢明です。
逆に言えば、どんな時に損害賠償され得るケースがあるのか?
これは、あなたが会社側に著しい不利益・損害をもたらす(もたらした)可能性がある時のみです。
例えば、
[normal_box color=”red” border=”b3″]・営業顧客に関する有力な情報を無下に隠蔽した
・退職時に会社の個人情報を悪用している事が判明
・会社の所有物を返却しようとしない
・社有車で事故をおこして、それを隠蔽していた
・自分しか知らないログインIDパスワードを意図的に隠した[/normal_box]
一言で言えば、積極的に会社に損害になるような事に加担した時です。
あなたがいなくなることで会社に穴が空き、損害が生じる。これは事前に前もって退職の意向を伝えている以上、積極的に会社に損害を与えようとしている意図は全くありません。
むしろ十分な準備期間を設けたのに何も対応できなかった会社側に責任があります。
退職時にワザと重要な事を伝えない、やましい事を隠す。こんな事でもない限り、会社側から損害賠償請求されるなんてケースはまずないです。
時代性を反映していて、あなたが正当に数ヶ月前に退職の意向を示していたが、なかなか入れ替わりの人員が集まらないといった背景から、
「今辞められたら困る。あと一ヶ月延長してくれ」
上司からこんな発言をされるかもしれません。人手不足に悩んでいる業種であれば尚更でしょう。
これは多くの退職経験者に共通することですが、退職延長を泣きつかれてそれに応じた場合、何か良い方向に向かったという例は聞いたことがありません。
退職時期をいくら変更したところで、人が見つかるわけではありませんし、急遽新しい仕組みが導入されるわけでもありません。
むしろ会社側は、延長を甘んじて受け入れてくれたあなたにますますしがみつくだけで、一層のこと辞めづらくなります。
そのため、ここは毅然とした態度で臨むべきです。
会社を非難する考えがない姿勢を柔軟に示しながらも、
「当初の約束通り、○月◯日以降は働くことはできません」
といった意思をハッキリ示しましょう。
会社側に、
「もううちでやっていく意思は完全に無いんだな。これ以上、引き止めるのは無駄だな」
とハッキリと痛感させる事が重要です。
ここまですれば会社は、あなたなきあとの業務をどうするか、いよいよ本格的に考え始めます。
通常はここで折れますが、それでも執拗に「延長」と言ってくるようなら、
・労働基準監督署
・法テラス
・労働ユニオン
・転職エージェント
といった第三者に相談するのも一手でしょう。
客観的なアドバイスが貰えますし、退職の決意も後押ししてくれるはずです。
改めて確認しますが、一社員が退職するにあたって、それに対する引き継ぎ体制を作るのは会社側です。
それを辞める人間に強いるという行為自体が矛盾しています。
これからいなくなる人間(退職予定社員)に、これからの会社の仕組み(会社の未来)を託すという発想自体がそもそもおかしいからです。
今の時代、社員が辞めて転職するのは当たり前です。長く働ける会社を構築できなかった責任は会社側にありますから、これから良い会社になって欲しいという願望も込めて、堂々と会社側に引き継ぎの責任をとって貰いましょう。
むしろそんな事よりも重要なのは、退職してからなのは言うまでもありません。
]]>
「今日も一日お客様を元気にする!」
などと一見、無意味な奇声を発してその日を出発。
えてして社訓を唱和する会社はブラックな臭いがします。
なぜか?
なぜなら理念と洗脳は紙一重だからです!
社訓は通常どの会社にも存在します。
なぜなら、社訓は会社の方向性ややるべき優先事項を盛り込んだものだから。
社員にやるべき事柄を明示する役割もあるため、これは至って健全な発想といえます。そのため大手企業やリテールの行き届いた企業で社訓があるのは普通なこと。
ではなぜそんな健全な社訓を唱和する行為にブラックさを感じるのか?
それは、内容が歪んでいるからです。
言ってみれば、自社の都合がいいようにうまくまとめられているだけと感じるからに他なりません。
「これって洗脳されているのでは・・・」
と思わせる内容なのです。
特に単なる使い倒しの標語のような社訓ほどブラック臭を感じる。
大手の場合、社訓は形式的なものになっている。
社訓唱和でブラック臭を感じさせるのはえてして中小企業に多い。
それは利益で大手企業に追いつかんとし、無理くり理念を合わせようとするからです。
実力では叶わず出来もしないことを背伸びして合わせようと、都合のいい項目を社訓に盛り込むため。
[check2 color=”red”]・弊社の優先事項は、1お客・2会社・3社員!
・無私こそが会社を発展させる
・「それが本当にあなたの限界ですか?」[/check2]
のようにそのほとんどが自社に都合よく働いてもらおうと画策されたものばかり。
会社の利益(経営者の利益)を第一にした内容ばかりで、社員の幸福を実現する内容はほぼ盛り込まれていないのです。
怖いのが、大手の真似事の一環として作っているため作成者である経営陣がその内容を深く理解していない点。
社訓理念を掲げる事そのものに酔っていて、中枢の人間ほど理念を吠えているだけでまるで実践できていないのです。
「明らかに限界まで頑張ってねえなこいつら・・・」
と思わせるシーンにちょくちょくぶち当たる。こういったシーンが違和感を加速させる。
洗脳と同様に疑問を感じるのが、朝礼でわざわざ時間をとり社訓を唱和する行為。
朝一オフィスや店舗で大声をあげて社訓を唱和する、野蛮ともみえる奇行。
[normal_box2 color=”red” border=”b3″]「私は同じ場所に3秒以上立ち止まりません!」
「今日もハッピー!みんなを幸せにしまくります!!」
「イエエエエッー!!!(サンシャイン池崎)」[/normal_box2]
こんな事を朝一午前中からやらされたらたまったものではありません。
コレの何が嫌だって、社訓を唱和している時間そのものとそれに費やす時間です。
こんな理念の確認に数分を捻出すること。さらに言えば、長々とした社訓を記憶することに費やす時間。
これがなんと無駄なことか・・・。
しかも恐ろしいことに、洗脳が完了している社員ほど、大声で社訓を言い終えた後にすがすがしい顔をしている。
「よっしゃ!今日も一日頑張るか!」
といった根拠のない自信に満ち溢れた面構えをしている。
これって考えてみればこわいことですよ。
確かに前向きな気持ちになって仕事をスタートできるのは分かりますが、フタを開けその理由をみてみれば、後押ししているのが「社訓で大声をあげた」からです。
具体的にどうする?といったロジックはなく、単なる精神論で元気になっているわけ。
ブラック企業ほど、気合や根性などの精神論で売上をあげようとしますが、まさにその考えが反映されているといえますね。
こういった理屈にうんざりし、無意味さを感じる人は多いはずです。ていうか、その方が普通でしょう。
ビジネスでより重要なのは精神論ではなく、具体論です。
気持ちでモノが売れることはないからです。
ぶっちゃけた話し、社訓を唱和するようになって売上が一気に伸びた!なんて聞いたことありますか?
もしそうなら四六時中、社訓をいい続けていれば永遠に利益が拡大するなんてことになってしまいますよ。
何度もいいますがビジネスで重要なのは、経験に基づいたロジックと方法論。感情で利益は上がらない。
一番ヤバイのは、社訓を覚える事にチカラを入れている会社。
これは完全にブラックと断言できるでしょう。
なぜそんな事にチカラをいれているのか?
なぜならブラック企業にとって、社員が社訓を覚えていない事実は、非難するためのうってつけの手段だからです。
「お前は社訓も覚えていないダメなやつ」
こういったレッテルを貼り付けて、優位に立つことができるからです。より洗脳がたやすくなるとも言えますね。
そのため新人たちはなんとかして覚えないと!と必死になってしまう。
・通勤電車で社訓の書かれたカードをみる
・家で一人ブツブツ社訓を唱える
こんな行為にでてしまう。
会社も会社で、社訓をハキハキと読み、大声が出る人間を評価する。
そりゃそうです。社訓には自社の都合のよいことが盛り込まれているのですからね。
総じてようやく、社訓は完璧にマスターしているがビジネスのイロハは何も分からない従業員が完成してしまうのです。
社訓の唱和はブラックか?について書きました。
もしあなたが上記の項目にあてはまり、今の会社が合わないと感じているならば、その感覚は決して間違ったものではありません。
というのも私自身、ブラック企業で働き、洗脳まがいの社訓唱和に疑問を感じ去っていった社員をゴマンとみてきました。
そして去った人間が、人として能力がなかったか?対応力がなかったか?と言われれば全くそんなことはなく、むしろ冷静に物事を判断できる常識人が多かったからです。
いえば仕事を合理的に判断できる「できる人」がほとんどだった。
その証拠に、後日の近況確認やSNSなどのつながりで見ているかぎり、辞めて成功し幸せな道を歩んでいる方が多い印象を受けます。
無駄に社訓を唱和するブラック企業を辞めて後悔している人はいないのです。
もしあなたが今の会社違和感を感じているなら辞めて転職してしまうのも一手でしょう。
どうせやるなら、「やらなかった後悔」よりも「やった後悔」です
後悔には2種類あります。
やった後悔
やらなかった後悔
です。
やった後悔は後々にどんどん薄らいでいきます。実践できた、試せたという実感が残るからです。
ですが、やらなかった後悔は後を引きます。「あの時やっていたら、今どうなっていただろう?」という未練がつきまとうからです。
やらない後悔より、やる後悔。
人生を好転させるヒントはこんなところにあるのかもしれません。
洗脳まがいの社訓を唱和させ、社員を操り人形にする会社は経営者の自信の無さの現れです。できる会社の経営陣は社訓などに頼らず、背中で語るからです。
]]>
自分としては必死に取り組み、落ち度はないと感じているのに、正当な評価がなされている気がしない。
入社し5~6年勤めているにも関わらず、評価がないことに憤りを感じて転職を考える人は多い。
ちょうど、我慢が噴出する頃合いだからです。
評価がされない理由は単純。
中小なら経営者のエゴ。
大手なら上司との人間関係。
これに左右されるからです。
(※会社に評価がされない理由と、それが故に転職を考えている人に向けたページです。ぜひじっくりお読み下さい。)
新卒で入社し、初めの3年ぐらいはまだ出世のスピードや評価のことは深く意識しない。
仕事も覚え始めで、社会のことも熟知していなければ尚更でしょう。
しかし20代後半から30代半ばにさしかかり、何かと社会的な地位が上がってくると、周りの人間の待遇や噂がどうしても気になってきます。
それもそのはずで、同じ会社で5~6年在籍していると、それなりの発言権を持ち始め、評価を得る立ち位置に登ってくるからです。
そのため大学時代の同期などでも、
「今度、課長に抜擢された!」
「プロジェクトのリーダーで指揮をとる!」
などの発言が飲み会の席で多くなってくる。
あからさまな年収などはおおっぴらにしないものの、
「毎月7,8万は貯金している」
「今度、連休で彼女と海外旅行にいくよ」
などと話のふしぶしで、成功しているアピールが聞こえてくる。
会社から正当な評価を得て出世しているんだなと友達として嬉しい半面、まっとうな評価がなされていない自分と比較してしまい、歯がゆかったりもするのです。
こんなに頑張っているのになぜ俺は評価が薄いの?
という至極単純な疑問が頭の中を埋め尽くしていくのです。
特に仕事に対して真摯にとりくみ、出世しもっと活躍したい!稼ぎたい!という情熱的な人であればこの感情は一層のこと高まっていく。
実は会社の評価というものは、あなたが考えてるほど、頑張りが反映される仕組みにはなっていません。
意外なほど適当になされているのが現状なのです。
中小企業では、厳密な評価制度というものがそもそも整っていない。なんとなしのフォーマットはあるものの、あくまでも形式的なものにしか過ぎず、実際には別のところで評価がなされている。
実際のところとは、経営者のエゴです。
何かと経営者と距離の近い中小では、社長の裁量、さらに言えば「感情」で評価が全て決まっている事が多い。
[check2 color=”red”]・社長に対して気遣いが足らない
・社長に対してリスペクトがない
・社長の知らない仕事は評価しない[/check2]
口でこそ、「結果が全てで、評価はそれに準ずる」的なことを言っているものの、どう考えてもそうじゃない。
その証拠に、過去3年間の営業成績が良好、品質管理にも落ち度がない、などの結果を出しているのに何も評価がなされない。こんな話は中小ではよく聞く。
意に反すること、気に食わないこと、よくわからない仕事をしている人に対しては良い評価が下されないのですね。
昔気質の50代60代が社長の会社ではなおのこと、こういった傾向があります。
というのもこの世代の人は、会社を自分の城=所有物と思ってやまないからです。
そのため評価を得る社員は、一環して社長の所有物(城)を脅かさない人種ばかり。極端に言えば、
[normal_box2 color=”red” border=”b3″]・社長の家族のことさえもおもんぱかってくれる人
・職場の不満や労働環境の指摘をしない人
・イエスマンで右腕たる人[/normal_box2]
自分の城を堅守してくれる(風)の人を評価する。そのため同じようなゴマすり体質な考えの人で固まっている。
ですが、これは非常に危険なこと。
実は今、中小企業の倒産件数はリーマンショックを上回る勢いなのです。
参考:首都圏の倒産件数が2008年以降で8年ぶり増加(日本経済新聞)
人手不足が声高に叫ばれていますが、根本原因は後継者不足。
適切なジャッジが下されない会社では、後継者が育たず、人材が離れていった結果とも見て取れます。
視点を変えてみれば、経営者のエゴだけで会社を経営できる時代は終焉を迎えつつあるのです。
ワンマン社長のもとで正当な評価が得られないのは、もしかしたら現代にそぐう生き方をしている証拠なのかもしれません。
あなたの姿勢は決して間違っていない。
中小企業と違って大手では、直接の評価は上司が行います。
上司が部下に評価を下さず出世させない理由は2つあります。
[check2 color=”red”]・有能なあなたが怖い
・あなたをダシに自分が上に昇りたい[/check2]
です。
どちらにも共通する点は、自己保身でしょう。
普通に考えれば、部下の能力を引き出し会社の利益に貢献させるのがまっとうな上司の仕事姿勢です。
ですが評価を上げ、出世され万が一にでも自分の上にたたれるのを恐れる上司もいます。
しかも意識的にやっているのではなく、潜在的に身の危険を感じ、無意識下で低評価を下しているから余計に厄介なのです。
あなたの実力があればあるほどそう。日頃から強い口調で接っせられることもあり恐怖心を持っている。
「そんなの当然知ってますよね?」
「この仕事ってどんな意味があるんすかね?」
などとズケズケ踏み込まれて尻込みしている。
おそらくあなた自身の方でも、こんな上司よりも絶対オレのほうができる!といった自負も持っているので、行動の端々に出てしまうのです。
とはいえ、これ、上司がかなり情けないパターンです。
部下の持て余す能力をさばききれず、評価を下げることで自身の保身を保っている。
情けない上司を管理職においている会社側にもだいぶ問題がある。
社内政治のダシにするとも言えます。
汚い言い方ですが、あなたを何かにつけて責任転嫁するようの人材として利用したいのです。
「アイツのせいでチームがまとまらない」
「あいつだけ考え方が食い違うからベクトルが合わない」
などと、自分の部署の不備の「癌」として位置づけて置くことで、何かあった時の縦役にしている。
悪いのは私ではなく、あの部下だ。と上層部にも巧みに言い回している。そして本人には一切感知されないように、徹底的に別の部下に根回しもしている。
そのため一人知らないあなただけ取り残され、周囲の根回しを受けた同期・仲間が出世していくというチグハグな現象が起こる。
なぜ俺だけ取り残される・・・?
という疑問は評価うんぬんではなく、上司の社内政治に巻き込まれた結果。
巧みにも、ボーナスの査定や面談の時には、お前も頑張ればもうちょっとでプロジェクトリーダーだったんだなどと、虚偽の情報をちらつかされ、中途半端にモチベーションを維持されるのです。
架空のモチベーションを捻出される。
上司の社内政治に巻き込まれ評価を得れない典型でしょう。
会社に評価されないから転職を考えている人に向けた記事を、中小・大手別にわけて書きました。
上記に挙げたパターンに当てはまっているのであれば、すぐにでも今の会社を離れた方がいいです。
しかし、転職をか考える時に以下の一点だけは肝に命じておいてほしいです。
それは、
今の会社が変わった場合、はたして本当に正当な評価が受けられるのか?
という点。
ワンマン社長の独断で評価をジャッジされていたり、上司の社内政治に巻き込まれて正当な評価を受けれないという事は、程度の差こそあれ、どの会社にも見受けられる部分です。
その際に、自分の落ち度の無さを再確認をしておく必要が、確認としてもう一度あるのでは?ということ。
[normal_box2 color=”red” border=”b3″]・自分ができる仕事で結果を急ぐあまり、人材教育をおろそかにしていた
・もう少しコミュニケーションを引き気味にしていれば違った結果が得られた[/normal_box2]
などの考察を経た上で、
いや、そういった部分を含めても評価されていないよ。
というのであれば、大きく方向転換することを決めればいいかと思います。
]]>
その場で、朝一から営業部長に、
「この売上をどう挽回するのか言ってみろ」
こんな形で干される。いわゆる吊し上げ会議というやつ。
本人は公開処刑をすることで統制を図っているつもりなのでしょう。ですがこの吊し上げ、
全く無意味です。
会議で吊し上げが行われる会社では成長できない理由を解説します。
会議の本質は2点です。
[check2 color=”red”]・問題点を挙げて、どうやったら解決できるか互いに知恵をふり絞る
・成績の良い人を分析し、どうしたら優秀な成績が挙げられるのか分析する[/check2]
問題があれば解決を図る場として機能し、良い例があればそれを全員で共有する。
にも関わらず、全く正反対の「成績の悪い人」「問題を抱えている人」を名指しで怒鳴り、公開処刑にさらす。
まるで、会議に居合わせる人に全員に対して、
「お前らも成績を挙げなければ、こいつと同じめにあわせてやるからな!」
とでもいわんばかり。
こういった吊し上げ行為が及ぼす悪意影響の一番は、会社が隠蔽体質になる事です。
誰しもが吊し上げになどあいたくないのは事実。
恐怖でおののくようになれば、
[normal_box2 color=”red” border=”b3″]・都合の悪いことは報告しない
・事実を上司にとっていいようにアレンジして報告[/normal_box2]
真実とは違った情報をあげるようになってしまうのです。
いえば隠蔽体質が出来上がってしまう。
隠蔽体質が積もった結果、最近の大手企業のデータ改ざんや偽装工作にもみられるように、後々に大問題になって跳ね返ってきます。
会社もあなたも全く成長できないのです。
[normal_box2 color=”red” border=”b3″]関連:隠蔽体質な会社に勤めていると知らぬうちにリスクを伴う[/normal_box2]
会議での吊し上げは、いわば公開処刑。
公開処刑とは、全員にミスや醜態をこれでもかとみせしめる行為です。
これがどれだけ野蛮で無意味なことなのかは、すでに歴史が物語っています。
・西洋の魔女狩り
・ギロチン刑
・切腹
・さらし首
なぜこれらの公開処刑が廃止されたのか?
見ている人(関わっている人)からすると非常に不快で、見るに見かねる行為だからです。
恐怖で煽って何かを制御しようとしても、そんなものは一時的なものにしかならず、何も発展性がない事が周知の事実だから。
更に言うと、
吊し上げや公開処刑は、問題点をぼかす効果も持っています。
まるで吊し上げられた本人に全責任があるかのような錯覚に陥るのですね。これがビジネスでは非常に大きな問題を生む。
ミスをした、成績が悪かった当人に責任はあるものの、外部要因や会社の構造的な問題(人間関係とかワンマン社長とか)だってありえる。
それをあたかも当人だけが全て悪いかのように吊るし上げることで、根本的な解決がなされない事はえてして多い。まるで悪いのはそいつ一人で、俺らは関係ないとでもいわんばかり。
そして優秀な人ほど、こういった不合理な体質を嫌う。
どう解決したらいいのか?
成績優秀者は何をしたのか?
といった一番論じられなければいけない事に一切触れられず、単なる「イジメ」で会議が始終している。
こりゃ、こんな会社で頑張ってても成長できないな。と思うのは当然でしょう。
裏を返せば、えてして吊し上げ会議が行われる会社に残っているやつらは、陰険な人達ばかりです。
会議であなたを吊し上げている人は、過去に自分も吊し上げに合ってき人です。
[normal_box2 color=”red” border=”b3″]・度重なる吊し上げに耐えて結果を出してきた
・吊し上げが人を成長させる[/normal_box2]
こういった歪んだ環境でのし上がってきた人。忍耐や己に打ち勝つことで出世してきたのです。
これがどんな意味を持つのか?
具体論が提示できないのです。こういった人は。
ビジネスで一番大切なのは、「大変なおもいをすること」ではありません。
いかに問題を迅速に解決し、可能であれば少ない労力で最大限の結果を出せるのがベスト。
にも関わらず、吊し上げに耐うえに登っていった人は、辛いおもい、きつい体験こそが、売上を伸ばす最善策だと勘違いしてしまう。
心構えはもちろん大切ですが、具体的な解決案がなければ問題は先送りになるだけ。
こういった人間が上層部を牛耳っている会社ほど、効率的なやり方や具体論が示せず、
営業は足で稼げ!
とにかく数を上げろ!!
などと、数字量でカバーするようなことばかり言っている。
問題をアイデアや工夫で解決するのではなく、数や時間の多さで解決しようとする古い体質。
こんな会社に将来性があるのでしょうか?
[normal_box2 color=”red” border=”b3″]関連:12時間労働がきつく辞めたいと思うのはこれから普通の発想になる[/normal_box2]
もしあなたが今勤めている会社で上記のような事が起こっているならば、一刻も早く転職を考えた方がいいです。
社員を吊るし上げることで上がるのは成果ではありません。
吊し上げ行為は、
・隠蔽体質
・能力の萎縮
・非効率の促進
を生むだけです。
成長できません。
さらには、成績の悪い社員を罵る場に居合わせるという時間のムダも生じます。日本企業は無駄な会議が多いと言われますが、「吊し上げ会議」もその一つです。
繰り返しますが会議の本質は、
[check2 color=”red”]・問題点を挙げて、どうやったら解決できるか互いに知恵をふり絞る
・成績の良い人を分析し、どうしたら優秀な成績が挙げられるのか分析する[/check2]
です。
この2点がしっかり実行されている会社では、
・全てが明快で分かりやすい
・成長できる
・効率的で早い
という真逆の事が起こります。
どちらが良いのかは一目瞭然でしょう。
]]>
意図は何か?を探ることで、その会社がブラックなのかどうかの判別がつきます。
ザックリ言うと、研修を実地しない理由が、
考えるチカラを身につけさせる。ならばホワイト。
単なる放置。であればブラックです。
うちの会社はおかしい!?と感じた方はぜひ、この記事を参考にして下さい。
研修って一体何のために行うのでしょうか?
営業のマニュアルを覚えるため。商品知識を身につけるため。理由は色々ありますが、一言でいうと、
「会社を知ってもらう」
ためです。
会社を知ってもらうとは、社風やスタンスなどを含めて、うちの会社はこういったやり方が社内に一貫しているんだよという方針を理解してもらうことです。
その研修がない。ということは、研修がないのがその会社の方針ということ。
ようは、
「会社を知ってもらう」手順がないことと同義なので、自分でアレコレと考え調べてね、というスタンスが見て取れます。
自分で考えるチカラを養ってほしいという願いが根底にあるので、こういったやり方をあえて取っている。
当然ホワイト企業の場合は、考えて何でもかんでもやればいいというわけではないので、監視係的な人は存在しています。
一旦思考させて、間違いを微修正していくというのが、建設的な考えさせる研修です。
というのも、仕事は座学で知識を詰め込むよりも、実際に自分で実行してみて体で体感するほうが覚えも早いので、教育時間の短縮という意味でもこういった手法が取られる。
先輩社員が最初にお手本をみせて、次は新人がやってみるという教育法にもう少し実践味が増したような感じです。
一方で、あからさまに放置していだけのやり方もある。
厳密にいえば、何をやっていいいのか全くわからなく疎外感を感じさせられるのです。
具体的には、
[check2 color=”red”]・上長がおらず、誰に聞いたらいいかわからない
・挨拶すらない
・そのくせ何もせずにいると怒られる[/check2]
こういった現象です。
これ、完全にブラックです。
中小企業や少人数のベンチャーでありがちなことです。
会社の人事体制が整っておらず、上司が社長なのです。社員が横一列で並んでいるために起こる。
研修はおろか、独特な社内ルールが構築されていて、社員全体がそのルールに恐る恐る従っている。
ルールの根幹は社長の機嫌を損ねないことで、会社の利益を上げるための工夫やどうしたら業務を効率化できるか?などが欠落している。
他の社員に聞こうものなら、一応はなんとなく答えてくれるものの、答えがどこか歪んでいる。
[normal_box2 color=”red” border=”b3″]・どうすれば社長が怒らないか?
・どうすれば社長の機嫌をとれるか?[/normal_box2]
こんな考えをもとに社風が出来上がっているのです。
社員が横並び一線でならんでおり、上司である社長が気分で統率している会社。
研修なしブラックの典型です。
挨拶の威力を考えたことがあるでしょうか?
基本的なコミュニケーションのツール、最低限のマナー。と捉えている方が多いかと思いますが、そのチカラは甚大です。
ちょっとした例えを挙げます。
ニュースで殺人事件が取り上げられた時に、犯人が何食わぬ顔で近隣に潜んでいた。こんな事が報道されたとします。
近隣住民のインタビューで、
「朝、ゴミ出しの時によくはち合わせした。元気よく挨拶する好青年でした。まさかあんな人の良さそうな方が・・・・」
こういったインタビューをよく見かけます。
これがどうゆうことかというと、裏で殺人を犯している凶悪犯でさえも、表向き元気よく挨拶していることで好青年に受け取られてしまうのです。
挨拶とはそれぐらい相手に対して印象を変えるチカラを持っている。
これをビジネスの場に置き換えたとき、研修という出会って間もない人間が、自分の印象を伝えるのに一番最適なツールである「挨拶」を行わないということは、
[normal_box2 color=”red” border=”b3″]・友好的な関係を持続させる気がない
・どう思われようが知ったこっちゃない[/normal_box2]
といったある種、なにもかもを放り投げているという意図が読み取れます。
普通どんな職種でも、挨拶を軽視する理由は全くみつからない。やらない理由がないのですね。
逆に言うと挨拶をしない事が社内で問題視されないという、低レベルな会社であることが考えられます。
研修もない中、挨拶もなされずに一体その会社で何が得られるのでしょうか?
これ厄介です。
こっちは何をしていいのか分からずに立ち往生しているにも関わらず、相手からは、
「こいつ、なにもやる気ないのか!?」
と思われてしまう。
いやいや、もっと段取りよく指示を出してくれよ。と思うのですが、新人というせいもあって言うに言えない。
とりあえず不器用ながら何かに取り組む姿勢をみせるが、早くも「あいつは要領の悪いやつ」とレッテルをはられてしまう。
新人が何をしていいのか分からずにまごついている事も察知できない会社。そんな人を教育係にたたせている鈍感な会社。
完全に、教育システムができあがっていない証拠です。
仮にこんな会社で頑張って出世したとしても、何もかもを自分で構築することが求められ苦労するのは目に見えてます。
今やどの業種でも人材が足らずにあえいでいます。
「こっちは雇ってやってるんだ。嫌ならやめていい」
という会社の姿勢は一切通用しない時代です。このご時世、辞められたら代わりが来ないからです。
そんな最中、まともな研修を施さず、それを問題視もしない会社にいるのは非常にもったいないです。時間を消費して、わざわざ苦痛を味わいにいっていると言っても過言ではない。
人手不足なこともあり、研修にはこれでもか!というぐらいチカラを入れている会社も存在します。
山ごもりする!とか毎日20キロ走らされる!といったブラック研修ではだめですが、応募し集まってきた人材に感謝の意を示し、ともに成長を図ろうとする会社はゴマンとあるのです。
売り手市場で、動きやすい時代であるので、ブラック企業で働いていたら損です。
いち早く見切りをつけて、まともな会社で働く。対処法はこの一点でしょう。
]]>