実録!30代でブラック企業を脱出した生身の体験ブログ!
社会人としての最低限のマナーはわきまえている。仕事内容自体も複雑なものでなくやりがいも感じている。
しかし、仕事内容や人間関係うんぬんにしてどうしても耐えられない事がある。
どうしても辞めたいと思う要素が一点だけある。
それは拘束時間が異様に長い点。
自分もあまりにも勤務時間が長い会社で働き続けていた時、発狂寸前にまでなったのを今だに覚えています。
社員を長時間縛り付けるそんな会社は、いずれ淘汰されます!
目次
世の中にはゴマンという職種が存在します。その中でも拘束時間が長い職種は決まってブラックな香りがプンプンします!
・通販の発展によって仕事量が異常なトラック運転手
・人手不足な上、薄利多売な飲食店店長
これらは一例ですが、どの職種にも徹底している事実が、気持ちがいいほどに拘束時間が長い点。
全てを人間力オンリーでまわしているからなのか、異常なほどに働く時間が長いのです!
ではなぜ、こんな拘束時間が長くて過酷な業種に人は就職してしまうのか?
なぜこんなブラック臭のする会社にわざわざ入ってしまうのか??
それは、求人サイトやハローワークなどの求人案内では至って健全な求人案内が出ているのです。
・8:30~17:30(実8H)残業25時間以内の安心勤務!
・1ヵ月単位の変形労働時間制(月間所定労働時間180~200h)!!!
こんな健全な触れ込みが大々的に告知されている。
「2交代だし8時間勤務なら、いっちょやってみっか~!」
こんな風に意気込んで履歴書を握りしめ、さっそうと面接にいくのです。
初めに言います。
上記の拘束時間内に収まる会社なんぞほとんど存在しません!
全くの皆無というと語弊があるかもしれませんが、ほとんどの会社で求人の触れ込み通りに運営していたら回らないのが一般的。
そのため上記に書いたような健全で公務員のような勤務体系はなされないのが普通。
・残業25時間以内の安心勤務⇒残業が100時間オーバーの過酷勤務!
・月間所定労働時間180~200h⇒月間所定時間が400時間近く!
極々いたって日常生活を送るかのごとく、こういった事が起きてくる。
そして巧妙にも、面接ではある程度の残業はあるぐらいにしか説明されず、入社するまでこういった本当の実態が明かされません。
上司や先輩にさり気なく聞こうものなら、ゆくゆくはそういった形を将来に思い描いているというような感じではぐらかされてしまう。
同業他社での経験がある転職者ならある程度の想像はできますが、なにも知らない新卒や他業種からの転職だとまんまとこの罠にはまってしまうのです。
そして更なる追い打ちをかけるかのごとくに、自分よりも更に長い拘束時間で働いている上司や先輩の後ろ姿を目の当たりにしてしまうのです。
えてしてこういった上司郡は人生の達観をしてしまっている。
子供二人の家族持ちであったり、30年の住宅ローンを組んでいてしまって、「辞める」などの概念が全くない人達だったりする。
「とてもじゃないが、こんな拘束時間の中ではやっていけない・・・。」
奇妙な閉塞感に閉じ込められ、どんどん辞めたい気持ちが募っていくのです。
一日の拘束時間が14時間も16時間もなってくると、休日の存在が非常に非常に非常に貴重になってきます。
まるで砂漠のオアシスを求めるかのごとく、1日1日を消化し、やっと休日(オアシス)にたどり着くかのような毎日。
今日行けば、やっと明日休みだ!こう思うと自然に笑みがこぼれてきて、
「俺は今、世界中で一番幸せな人間かもしれない」
本気でこんな事を思ったりするのです。
ところがこの休日、
一瞬で終わります。
一瞬で終わります。
一瞬で終わります。
大切なことなので三回言いました。
まるで、休日の日だけは一日が12時間いや6時間しかないかのような錯覚を覚え、時間が飛び去っていく。
瞬く間に時間がたち、気がつくと再び地獄のような一週間がスタートするのです。
拘束時間が長い仕事をしていて、一番辞めたいと痛感するのがこの休日明けでしょう。
朝起きた瞬間に、
「マジで会社に隕石でも落ちないかな」
こんなアホな考えを本気で考える瞬間でもあります。
ブラック企業に勤めだした新人が休日あけにバックレたり、休み明けの上司の機嫌が異常に悪いのはこういった理由があるのです。
みんな誰しもが長い拘束時間に嫌気がさしてるんですよね。
⇒12時間労働がきつく辞めたいと思うのはこれから普通の発想になる
(参照:総務省「国勢調査」)
日本の人口は減少しています。特に働き盛りの20代~40代の年齢層が今後はさらに減少していきます。
えてして拘束時間の長い会社はブラックな職種が多い。今やネットでこういったブラックな職種は拡散しきっています。
ITの知識は若い人ほどあるので、若い世代ほどこういった情報に過敏になっている。
わざわざ拘束時間のくそ長い職種で働こうとする若者はいないのですね。
すると何が起きるのか?
働き手が来ないため、現場は慢性的な人手不足に陥ります。
人手不足だろうが、なんだろうが会社は生き残りをかけて必死に利益を出そうとします。
既存の社員はただでさえ長い労働時間なのに、人手不足の追加攻撃を受けてさらに労働時間が伸びていく。本来2人でやる仕事を1人でやらなければならず、どんどん身体は疲弊していくのです。
とはいえ人間の体力には限界があります。
2人で消化する仕事を1人で消化するなんていう状態が長く続くわけがない。
本来であれば、人手の不足をコンピューターやロボットなどの仕組みでカバーしなければいけませんが、ブラックな会社ほどこういったノウハウが構築されていないもの。
アナログな手法ばかりで、斬新なアイデアが育つ環境ができていない。
けっか、
・納期に間に合わなくなり仕事を受注できなくなる
・配送員がいないため採算が取れなくなる
こういった業績悪化の一途をたどる羽目になってしまうのです。
拘束時間が短いなんていうと、「派遣社員」や「契約社員」、「事務職」などが思い浮かぶかもしれません。
また正社員では、パイロットや大学教授、会計士などの士業は比較的に短い傾向があるようですが、第一、これらの職種に就職するのは至難の技でまるで参考になりません。
こればかりは会社によって違うとしかいいようがないのですね。
・これからますます人出不足に陥るがその危機感をどれくらい抱いているか?
業種、職種問わずに、こういったビジョンを具体的で明確に持っている会社が、今後の労働時間を削減していく会社になっていくと考えられます。
もっと具体的に言うとどうゆうことか?
講談社によると、今後10~20年以内に無くなる仕事の代表として、
・保険の審査担当者
・電話オペレーター
・レジ係
・集金人
・ホテルの受付
などがあるようです。
もちろんこれらを含む業種そのものが、そっくりそのまま消滅するという意味ではありません。
例えば、「銀行の融資担当者」や「保険の審査担当者」という仕事がロボットに取って変わったとしても、銀行業や保険業がこの世からなくなるわけではありません。
データーや過去のルーティンワークから簡単に判断できる仕事はロボットに任せ、そのシステムのメンテナンスやロボットが判別できない複雑な処理だけ人間が行っていくという事が考えられます。
レジ係やホテルの受付も同様の事が言えるでしょう。
そう考えると、
今後の人手不足が加速していく事態をおさめることは不可能なので、いかにロボットと人間の仕事の分業化を深く考えている会社こそが拘束時間が減る会社になっていくことが予想されます。
というかここを意識した会社しか、全てを人力で回すことは無理をきたすため、生き残れないと断言できます。
その証拠に、
・企画マーケティング業界では、収集されたデータの分析が主だった仕事に移行してきている
こういったことが起こり始めています。
何も、特定の業種だけの話しではありません。
飲食店や運送業などでも、ロボットによる仕組み化は進むことが考えられます。
アメリカではドローンや自動運転による輸送の実権が進められていますし、飲食店などの薄利多売な業種では、収入の柱を別に作ることで店舗の営業時間を減らすなどの工夫も考えられます。
こういった業界別の深い動向をリサーチするには、独力で動くよりも、転職エージェントを頼るのが早いです。
転職エージェントでもロボットに任せる部分は可能な限り任せるというスタンスは始まっています。
過去にどういった属性の人が、どういったニュアンスの会社に就職したのか?しやすい傾向があるのか?数十万を転職させたという生のデータを持っています。
その上で、業界同士が今後どのように動いていくのか?どういった業種が連携していくのか?などの業種別のリサーチデータを追求しています。
こういったアドバイスを参考にしながら、自分に一番適した働き方を一緒に模索していくというのが、これからはむしろ当たり前になってくるのではないでしょうか?
もしあなたが本気で拘束時間を短くしたいと考え、更に収入も落としたくないのであれば、人間とロボットの分業化を前向きに考えている会社に転職すべきです。
今後、人が担う仕事は減っていくので、いまのうちにそのポジションを築いて置くのべきでしょう。
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