タイムカード押してからサービス残業

ブラック企業を辞めたい

実録!30代でブラック企業を脱出した生身の体験ブログ!

タイムカードを打ってからサービス残業させる会社はブラックです

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定時になるとみんな黙々とタイムカードを押す。

 

帰るのかと思いきや、再度デスクに戻り、再び業務に励みだす。

 

みんながそうしているので自分も渋々同調するが、何か合点がいかない。

 

いわゆる「タイムカードを押してからサービス残業をする」問題。

 

 

これ平然とやっているかもしれませんが、基本的に違法です。さらにはあなたにリスクも伴います。

 

 

そしてそんな会社には将来性がありません。

 

詳細を解説します。

 

 

 

暗黙のサービス残業強要は違法?

タイムカードを押させる理由は他でもなく、残業代支給を逃れるためです。会社側にサービス残業を自主的にやってもらいたいという明確な意図があるから。

 

まれに事務局長や総務課長が、勝手にカードを押してしまうパターンもありますが、あまりにあからさまにやってしまうと露骨な違法行為と受け取られ兼ねない。

 

そのため悪質な会社ほど、社員側に勝手にタイムカードを押させて、あたかも自主的に会社に残っているかのように装う。

 

「みんながやるからやる」という集団心理、行動感染につけこんだ手口です。

 

全員が当たり前のようにやっているので違和感がなく、問題にも挙げにくい。厄介です。

 

 

まずもってこれは法律的にどうなのか?

 

 

サービス残業の強要は違法です。労基法37条に反する。

 

(労基法37条の詳細:参照wikibooks)

 

 

では強要ではなく自主的の場合はどうなのか?いわば社員が否応なしにやっている状態。

 

この場合、会社側は残業代を払いたくないが、残業をしないと業務が終わらない・仕事量が多い。というれっきとした背景があります。

 

自分一人だけではなく周り全員がそうしているということは、会社側としても「残業が必要な状況」という事実を十分認識していると考えられます。

 

こういったケースでも暗黙の残業指示命令と解釈できますので、残業した分の残業代を支払わない場合は違法となります。

 

 

 

タイムカードを押してからの残業は予期せぬリスクも伴う

タイムカードを切った後のサービス残業。実はこれ自分でも予期せぬリスクを背負う可能性があります。

 

後々になってそんなはずじゃなかったと嘆いても、後の祭り。

 

 

 

万が一労災が起きた時に実費になる可能性がある

 

 

タイムカードを押した後、サービス残業時といえば、法律上は業務外の時間です。仕事を終えていることになっている。

 

もしこのタイミングで何か事故を起こしたり怪我をした場合、最悪、労災認定されない可能性があります

 

といのも労災が起こった場合、労災保険を請求するための請求書を所轄の労基署に提出しなければなりません。

 

労災保険給付の手続き:厚生労働省

 

 

労災には療養給付や休業給付など色々ありますが、どの請求書類にも、

 

 

・負傷又は発病の時刻

 

・災害の原因及び発生状況

 

 

を記入する欄があります。

 

 

またさらには初回の申請の際には、

 

 

・賃金台帳

 

・出勤簿またはタイムカードのコピー

 

 

も合わせて提出する必要があるのです。

 

 

休業補償などは、労基署が書類から平均賃金を加味して決定するのですが、ここで嘘の記述や不備があると企業の内部調査を行う場合があります。

 

この時、

 

 

タイムカードは定時で切られているのに、業務外で事故を起こしている

 

タイムカードは定時で切られているのに、賃金台帳に不備がある(残業代が支給されていない)

 

 

こういった不備があると労基署は「サービス残業?」の可能性があるとみて調査を行おうとする。

 

会社側としては労基署の指摘を受けたくないから、極端な話し、

 

「いえ、あいつは時間外の作業中に事故を起こした。勝手に作業し勝手に事故った。」

 

などと取り繕う。

 

こうなると、法律上も業務外扱いとなり、最悪労災が降りないという可能性があるのです。

 

 

あなたは仕方なしにやっていたサービス残業なのに、形式的にはあくまでも法律の範囲外(労災の外で)でやっていた事実として扱われる。

 

 

善意が悪意で報われる

 

 

こんな事にもなりかねない。

 

 

 

気づかぬうちに違法労働の片棒をかつぐ

百歩譲って、あなたがタイムカード押して残業する事に黙認してそのまま今の仕事を継続していたとします。

 

「ウチの会社はこういった暗黙のルールがある。どうあがいても変わりそうにないから我慢してやろう」

 

こういった感じで、黙認しそのまま継続したとしましょう。

 

晴れて数年後、あなたの頑張り?が報われて管理職に抜擢されたとします。その後部下も数人でき、いっぱしの課長に出世。

 

そんな折、タイムカードを押してから残業するという風習は変わらず残っており、あるタイミングで気丈な部下から、

 

「こんな仕組みはおかしい!訴えてやる!」

 

といった事件が起きる。

 

あなたはそんな時、

 

「いや、俺がお前の立場の時にも、似たような状況だった。ここは黙ってこの仕組みを飲んでくれ」

 

こんな切り返しが通用すると思いますか?

 

 

いいえ、こんな事は一切通用しません。

 

なぜなら根本的にサービス残業の強要は違法だからです。違法を飲めという方が無理がある。

 

自分は会社のためにと良かれとやっていた事が、後々になって大事件になってしまう。気がつけばその中枢に自分がいる。

 

 

いわゆる犯罪幇助(はんざいほうじょ)というやつ。

 

 

こんなバカげた事態にもなりかねない。

 

 

 

タイムカードを改ざんする会社に将来性はあるのか?

タイムカードを押させて仕事をさせる。それに対して全体が暗黙の了解として黙認している。

 

これって言わば「会社の体質」です。

 

問題を露見させず、水面下に押しやるという体質。

 

一事が万事なんていうコトワザがありますが、タイムカード一つ取ってもこういった隠蔽工作を行う会社は、他の部分でも隠蔽工作をやっている事が考えられます。

 

 

・何かを隠している

 

・重要な事項を上層部だけが把握している

 

・何か裏で操られている

 

 

重要な事を周知させず、都合の悪いことは知らせない。こんな体質が見て取れます。

 

自社に都合の悪いことを隠蔽する体質ってブラック企業です。

 

こわいです。こわすぎます。

 

 

関連:タイムカードの無い会社の是非

 

 

言うか言わずか

この記事を読んでいて不安になった。よし明日会社に出勤したら早速そのことを上司に言おう!

 

と考えて、

 

「そうか!それは盲点だった。〇〇くんのお陰で気付いたよ。早速、タイムカードを押してからの残業なんてシステムは取りやめよう!」

 

こうなる会社はない。

 

なぜなら違法を承知でやっているから。サービス残業の押し付けなんて百も承知でやっている。

 

もしかすると、正規の残業代を支給したら会社が危うくなる。こんな経理状態だって考えられる。

 

 

ここで、

 

「これは違法だ!」

 

と息巻いて弁護士や労基署を駆使して訴える方法もあります。

 

タイムカード以外の証拠をガッチリ固めて法に訴えれば、あなたはきっと勝訴することでしょう。

 

それはそれで手法の一つですが、相当な時間がかかります。だいいちその間も同じ会社に在籍していなければならない。

 

恨みつらみでぶっちゃけたいのもやまやまかと思いますが、一層のこと、そんな会社とっとと辞めてしまう。

 

法に訴えることにリソースを費やすのではなく、もうこういった会社で働かないようにするためにはどうしたらいいのか。こっちに労力を費やす方が賢明です。

 

長時間労働が問題視されている昨今なので、今の時代まっとうな会社はゴマンとありますよ。

 

 

もし退職するなら、注意点が一点あります。

 

 

隠蔽体質なブラック企業の場合、変に事を荒らげると、次の転職先に災いが及ぶ可能性があります。

 

「タイムカード改ざん体質に不満があった!」

 

「嘘を黙認する社風が気に入らなかった!!」

 

などと内部告発をして辞めていくのは自重したいです。

 

事を荒げてやめた場合、次の転職先を調べられて、良からぬ噂を流される。こんな事にもなりかねません。

 

 

・退職の際には、円満退職で静かに去る

・次の転職先は誰にも(取り引き先などにも)絶対に言わない

 

 

こういった配慮が必要。

 

むしろあなたが問題提起しなかった事で、違法残業を行っている会社は淘汰されます。下手に問題提起し改善されたら、ブラック企業がのさばることにもなる。

 

そんなおおらかな気持ちで静かに去っていくのがスマートな退職法でしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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