実録!30代でブラック企業を脱出した生身の体験ブログ!
「ぜひ採用したい」
面接中に内定が出る会社は、意外と多い。
よく言われるのが、面接中に即採用になった場合ブラック企業が多いのではないか?という話し。
しかし実際のところはどうなのか?
本当にブラックな会社ばかりなのか?
実はこの答え、2通りのパターンしかありません。
それは、
「本当にあなたが自社に適う人材と判断した」
「誰でもいいからとにかく人手が欲しい」
このどちらかです!
目次
面接の内容が濃いもので話しがはずみ、トントン拍子に展開していく。
結果、面接途中にも関わらず採用の太鼓判を押される。
こういったことは普通に起こりえます。
特に中小企業で面接官が決定権を持っている会社では、社員でもその場で即決されるという事が起こりえます。
これは単純にあなたが自社の方針や考えに限りなく適合した人間だと面接官が判断したためです。
面接で即決の判断を下せる人間は、社内でもかなりチカラを持った人間。社長や幹部役員からも、状況に応じてその判断を下していいという裁量を持たされています。
概ねたいていの会社では、面接官が好印象を抱いたにも関わらず、上の役員が真逆の悪印象を抱くというパターンはほとんどない。
上の確認を得るまでもなく面接の場で即決ということはあり得る話しなのです。
社長面接時も同様で人事のお墨付きな人材ということであれば、結果は後日連絡しますなんてこともなしに、面接の途中で社長が
「いつからこれますか?」
なんて事もあります。
大手企業でもこういった類の話は聞きますので、頭ごなしに警戒することはないと思います。
とはいえ、その会社がブラックかどうかは事前にしっかりと調べて置く必要はあります。
最低限のラインは下調べしておきましょう。
・インターネットの口コミ
・転職エージェントの意見
・帝国データバンク
どこまで調べるかにもよりますが、気になる点があれば可能な限り下調べしておいた方がブラック企業を避ける確率は上がります。
実際の人間関係や、職場の雰囲気は入社してみないと分かりません。
ですが、面接で意気投合したからといって、具体的な条件を確認せずにホイホイ返事を返していく行為は慎むべきでしょう。
あなたが優秀であればあるほど企業はいち早く囲い込みたいために、早い決断を迫ってきます。
企業が内定を保留してくれる期間は1日から1週間以内と言われますが、業種や会社の状況によっても変わります。
面接で即決採用だったとしても、最低1日は考える時間を設けたいところです。
内定保留でよく取られる方法が、「家族」や「一生の決断」をあげるやり方
・転職は一生ものの決断なので考える時間が欲しい
前向きに検討しているという姿勢を見せながらも、婉曲的に保留してもらいましょう。
一方で、その場で内定が出てあからさまにやばいパターンもあります。
まるで逃げられてたまるか!と言わんばかりに即決する会社。
危険な即決内定のパターンを紹介します。
面接で内定を下すどころか即決なのです。
「ありがとうございます」
などと言いい、面接もいよいよお開きかと思いきや、決まったその瞬間から、
「ちょっと現場みてみる?」
などと誘われ、あわよくば一緒に作業をさせようとするのです。
私自身ブラックなサービス業で働いていた時に、実際にこういった形で店舗販売業務をその日から行っている新入社員をみたことがあります。
気がつくともうすでに入社になっている。
下はスラックス上はワイシャツのまま、現場で接客をさせられる可哀想な新人を目の当たりにしました。
やはりこんな強引な採用をした背景には、長時間で安月給なブラックな環境だったからこそなのは言うまでもありません。
ちなみにこの新人、次の日にもう出勤してこなかったのを今でも昨日の事のように覚えています。
これは飲食業などでありがちな事ですね。
本社の一階部分が自社店舗になっていて、面接後、そのままお店の空気感を見てもらうなどでそのまま飲みに誘われるのです。
この行為自体は至って健全なのですが、問題は現場の状況が殺伐としている点。
まるで、鬼幹部がやってきたかのようなピリピリした空気感に包まれて、初めて訪れた面接者は物怖じしてしまう。
幹部社員は嬉しそうに、
「こんな感じだよ。楽しそうだろ。」
など言ってくれはするものの、正直怖すぎてまともな返事ができない。
「そうですね・・・。予想以上にみなさん真面目そうですね・・・。」
引きつりながらも、これぐらい言うのがやっと。
接客する店舗社員も変に媚びを売ってる感が満載で、異常な空気感を察知してしまうのです。
面接で表面的な事ばかりを説明して即座に即決するが、現場では全く真逆な体育会系の構造が見えてしまう。こんな会社はヤバイです。
怖いです。怖すぎます。
面接で即決採用の理由が「自分の引き継ぎだった」からです。
面接官自体にもちょっと悲壮感が出ていて、
「あなたが入社してくれなきゃ、俺が辞められねえんだ!」
こんな感じになっている。
もちろん、その場の面接ではこんな空気感は全面的にわかりません。いざ入社した後に、その面接官から、
「私、今月一杯で終わりなんです」
こんな事を言われる。更に酷いケースになると、そのまま引き継ぎ業務を受ける。
自分がこれから意気揚々と入社するのに、入れ替わりで辞めていく社員がいるともの凄く不安になりませんか?
どんだけメチャクチャなんだこの会社と疑心暗鬼になります。
面接時には面接官を別の意味でしっかり見抜く姿勢は重要です。
履歴書や職務経歴書をさんざんダメ出しするのです。
「そんなんでうちでやってけるう?」
「その年齢まで何やってたのお?」
「あんたなんか怒ってない?」
などと、悪態をつくだけついておいて、挙句、最終的にはなぜか内定を出す。
これは自社の激務にどれくらい耐性があるのかを計っている典型的な面接です。
皮肉めいた発言にどうゆう形で切り返すのか?どれくらいへこたれない精神力を持っているのかを計っているのですね。
これを乗り越えた人だけが、うちに入社できるんだ!というような態度なくせに、いかんせんブラック・人手不足のため面接で即決なのです。
まるで酷いこと言うくせに、嫌われたくない八方美人のようですね。
実際に入社してみても、面接通りの会社なのは言うまでもありません。気をつけて下さい。
面接で即決で内定を出す会社を2パターンに分けて解説しました。
単刀直入に言って、実際に入社してみなければ分からないのが事実です。
しかしある程度の事前知識があるだけでも、面接への望み方に変化がでるでしょうし、よりその会社をリサーチしようという気持ちも湧き上がるでしょう。
実は転職活動で一番大切なのは、こういった入念なリサーチです。
会社をよく調べれば調べるほど、その会社がブラックなのかも予測がつくし、逆にホワイトな会社からは業界研究に熱心ですねと賞賛を受けます。
ネットとリアルでのリサーチを並行しながら、より良い会社に確実に転職できるようにするのが王道でしょう。
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