実録!30代でブラック企業を脱出した生身の体験ブログ!
「ウチはアットホームな職場です」
「仲間意識が強く、社内行事多数!」
こんなキャッチフレーズで募集を謳う会社が今でも存在します。
実際のところ、こういった謳い文句をかける職場はどういった内情なのか?
ブラック企業?はたまた本当にアットホームな職場なのか?
アットホームだと謳う会社のほとんどはブラック企業です。
その理由を説明します。
リクナビやマイナビなどで会社求人を検索する場合、自分ができそうな職種から絞り込んで行き、勤務地などを考えて徐々に具体的な求人詳細を絞り込んでいきます。
その中から、
・給料はどんなものか?
・残業代、ボーナス、休日数などの待遇面
こういったものを参照していき、その上で、実際にどんな商品を取り扱っているのかなどの事業内容を探っていくのが普通です。
最近ではブラック企業へ入社したくないという警戒心からか、実際の仕事内容はもとより、勤務時間や給料のシステムなどもじっくり考慮するのが普通になっています。
ですがこの待遇などのアピールポイントの場で、「ウチはアットホームな職場です」などと抽象的なことを言っているのは、他の待遇面でアピールが何もないのと一緒です。
だいいち待遇面などで伝えたい事がハッキリある会社は、まずもって抽象的で曖昧な事は述べません。
・離職率を大々的に公開している
・裁量労働制でかつ超過分も残業代支給とハッキリ明示されている
などのような具体的なビズネス用語が出てきます。
なんとなしの「ウチは仲間意識が強く、アットホームな雰囲気だ」などと、入社しなければ一切分からないような事は言わないのです。
企業側が社員を採用する際、「長所は元気なところです!」といくら抽象的な事を声高に叫んでも面接官には響きません。
逆もしかり。ということです。
えてして、ウチの会社はアットホームだと全面的に打ち出せと打診しているのは、50代以上の年配の幹部経営陣がほとんどです。
若い経営陣の方は、逆にそんな事を言ったらうさん臭いという認識があり言わない。
年配経営陣は一体なぜそんな事を言うのか?
それは、アットホームというワードは非常に便利だからにつきます。
今の若い方と違って、この世代の人間は大抵が、会社以外のプライベート用でも首を突っ込む事を好む人が多いし、自分もそういった環境で育ってきている。
それこそ課長の引っ越しには、部署総出でその手伝いをやらされる事を経験してきた世代。仕事が終わってからは、上司とともに毎夜プライベート呑みを伴にしてきた。こんな人もかなりいる。
そのため、会社員たるもの組織の犠牲になるのはある程度は当然の事と勝手に認識しているのですね。
そのため、こういった世代の人が言う「アットホーム」とは、
こういった思考がベースにあるのですね。
・みんな家族なんだから残業代くれなんて言わないでね
・アットホームなんだから、会社の飲み会も自腹で参加してね
・休日のイベントには嫌な顔せず参加しようね
こういった疑似家族を演出するといったニュアンスが含まれている。アットホームをはき違えているとも言えますね。
今、このブログをお読みのあなたは、実際のところ文字通り「アットホーム」な会社に入社できたら満足でしょうか?
職場の雰囲気はサークルのような感覚で、休日も社内イベントのバーベキューやマラソン大会が定期的に開催される。年に1度、強制参加の社員旅行がある。
実際にこういった中にいたら、プライベートさえも評価されているような変な錯覚に陥らないでしょうか?
イベントに参加しなければ干される。会社の空気感に馴染めなければ仲間はずれ。どんなに斬新で建設的な意見を言っても採用されない。
それでいてアットホームな会社だから、とくくるのはあまりにも窮屈な感じがしませんか?
通常の思考の人なら、いったん仕事終わりオフィスを出たのなら、オンとオフを切り替えたい。仕事モードから解放されてゆっくりしたいと考えるのが普通です。
飲み会やイベントへの参加率が評価の対象になったら、かなり居心地悪く感じるのは私だけではないはずです。
ホワイトな会社ほど自社の事を、「アットホームな職場」などとアピールしません。
仮にしたとしても、社員が楽しそうにイベントに参加している写真や肩を組んでいる写真を載せたりと、変にその部分にこだわるような方向には持っていきません。
なぜならホワイトな会社は、そんな屈折したアピールをしなくても人材が集まるからです。
これは裏を返せば、アットホームな部分を掘り下げてアピールしている会社は人材不足にあえいでいるブラック企業とも解釈できます。
自社の魅力がない、実情は長時間労働、サービス残業の連続のために入っても新人が定着しない。だからこそアットホームなどと言って常時募集をかけている。
こういった図式が見て取れるわけです。
アットホームを押し出す会社でブラック企業が多いのはこういった理由があるのです。
ブラック企業を避ける方法で完璧な方法はありません。
ですが、一つの指針として非常に曖昧な事を言っている会社。かつ社員干渉を過剰にしてくる会社。
こういった会社は危険度が高いです。
・具体的な数字が無い
・具体的な福利厚生が示されない
・休日やプライベートまでも踏み込んでいる社風
こういった職場では、表向きの情報とは裏の意味合いを考える必要があるでしょう。
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